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最近、「考える」というより「感じている」ことがあります。
昨日も新聞を読んでいて、あるお花の生産者の方の記事が目にとまりました。
その方は、50歳で脱サラし、全くの素人からお花の栽培を開始し、
今ではNPO法人を設立し、子供が五感でを通して花に親しむ「花育」を提唱していらっしゃるそうです。
その方の記事の中に、
「花を五感で感じることが、安らぎや感動の心を育むと確信している」という言葉があり、
はっ!!と自分の幼いころの記憶が蘇りました。
私は実家がお花屋さんを営んでいたこともあり、小さいころからお花にかこまれて育ってきました。
家業の配送用の車と自家用車が兼用みたいな感じだったので、
かすみ草の香り(←これ、意外とパンチのある香りなんです)が充満した車は、いまでも強烈に記憶に残っています。
当時はお花に対して全く興味はなく、なんとなく自然とそこにあるものという感じでしたが、
自分自身が仕事としてお花に関わるようになり、気づけばもう12年目。
ほんとにあっという間でしたが、その中で少しずつお花に対する気持ちに変化が現れてきました。
今になって気づくことは、幼い頃から知らず知らずのうちに、お花に育てられてきたんだな…ということです。
それが今や私自身も父親となり、「子供を育てる」ということを試行錯誤しながら、日々奮闘している中で、
子供の成長を目の当たりにして感じるのは、
「成長」って人間に本質的にプログラムされている仕組みみたいなものなんだな~ってことです。
何を教えた訳ではなくとも、勝手に歩き出し、言葉を覚え、日々成長していく姿を見て、そう感じます。
それは子供にとってだけのことではなく、大人にとっても同様で、
みんな日々、様々なカタチで成長を望み、そして成長し続けているのだと思います。
私は、そんな成長を促し、育む力がお花にはあると思います。
喜びや癒しなど人の心に大きく影響を及ぼすことのある「花の持つ力」というのを、
仕事を通して身をもって感じているからこそ、確信出来ます。
最近、趣味で始めたプチガーデニングで、お庭に植えていた小さな草花を食卓に飾りながら、
その「花の持つ力」を改めて感じている、今日この頃です。
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