東京ワークスタジオのブログ

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花は生もの。

今週はあまりブログネタがなかったので、過去のブーケ画像を載せてみようと思います。

 

 

森山白.JPG

ナチュラルな白のラウンドブーケ。

爽やかな中に、可愛らしさもあるブーケですよね。

 

 

 

森山赤.JPG

こちらは真っ赤なキャスケード。

 

実は、あの地震のあった日に作っていたブーケです。

作成者は、このブーケを持ちながら外に避難。

やはり一番大切なものですからね。 作成者からすると我が子のようなものです。

 

ただ、残念ながら翌日は婚礼が延期になってしまった為、

このブーケはお嫁に行くことなく、クラウンスタッフが自宅へ持ち帰りました。

なんだか里子に出されてしまった気分です。

 

 

 

森山ピンク.JPG

 

そして、こちらは真っ赤なキャスケードとは打って変わって、

スモーキーピンクのティアドロップブーケ。

クラシカルな感じがいいですよね。

 

 

 

今回の画像3点は全て、クラウン東京MK氏の作成になります。

男性ですが、繊細な色彩感覚を持っています。

特にブーケの花選びの時は、細かい。

 

 

よく思うのですが、同じお客様の打合せをMK氏と私でしたとしたら、

きっと色味などは同じでも、少しテイストの違うものが出来上がるものではないのかと。

 

やはり花は生ものだし、何せアレンジを作るのも生身の人間。

自分の好きなテイストや花が、よくアレンジにあらわれます。

 

 

私が一番苦手とするものは、雑誌に載っているブーケで

「これと同じように作ってください」というオーダーです。

うーん・・・・・・、とすぐにはお返事ができない事も多々あります。(プロ失格?すみません)

 

 

雑誌に載っているブーケは、作ったデザイナーさんの心がたくさん詰まっています。

それと全く同じもの、それはそのブーケを生み出したデザイナーさんにしかできない事。

(できない時もあるかもしれませんがね、体調が悪かったり、花の仕入れがイマイチだったり)

なので、私はすぐにお返事するには、やはり躊躇してしまいます。

 

修行が足りん!と思われた方、ごめんなさい。

ただ、やはり、生ものである花を扱う、作り手も生ものの人間ですからね。

 

「これと同じもの」のオーダーを受けた時。

そのブーケをお持ちになる新婦の事をイメージして、少しだけ私の好きなテイストを入れつつ、

デザイナーさんが作ったブーケのイメージも損なわないように、

世界にたったひとつしかないブーケを作るよう、心がけております。

 

 

 

 

 

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